機器筐体・機構設計

心掛けているポイント

耐久性や製造段階の効率性はもちろん、お客様に永年お使いいただく装置
だからこそ下記のポイントを押さえて設計しております。

  • エンドユーザーの操作性が良い形状、部品配置。
  • 加工や組立コストが軽減される生産性の高い設計。
  • メンテナンスや分解が容易な構造と部品配置。
  • 強度や変形、摩耗など目的に合った素材や部品の選定。
  • 可動箇所、嵌合、強度、重心などのシミュレーション。
  • ノイズや防水など使用環境に合わせた対策。

解りやすく効率的な設計

概略図(ポンチ絵)など、商品企画の段階でもお気軽にご相談ください。
お客様との綿密なお打合せと当社の幅広い事業領域の開発実績と提案力
よって、後戻りが少ない効率的な設計でお客様のイメージを形に致します。

3D CAD

概略図からの場合に使用致します。立体画像になるので構想設計段階から商品のイメージを明確にご確認いただけます。
データ作成に多くの時間や費用がかかるのが欠点ですが、可動の具合や組立工数、強度などの問題点を3D映像のシミュレーション
でご確認していただきつつ、設計段階で改良が可能です。
その結果、構造が複雑でも試作回数も少なくて済み、最終製品の完成までの時間やトータルコストが削減できるメリットがあります。


2D CAD

「図面」といえば平面図を連想されると思いますが、その平面図を作図するソフトです。
嵌合や可動などの確認が必要な箇所が少ない、比較的解り易い構造の場合に使用致します。
また、3D CADで検討する時間が無い場合などにも使用致します。

無駄のない連携・総合力

構想設計から基本・詳細設計を経て、組立・調整~検査~出荷まで試作、量産を問わず一括でお請け致します。
また、基板や電子部品とのマッチングはもちろん、当社の「印刷・加工部門」との連携で、
筐体やスイッチ周りの装飾部分に至るまでご提供が可能です。

筐体・機構設計フロー▶

筐体・機構設計の例

LCD 高速・高精度 圧痕検査装置

上流のLCDパネルを取り込んで撮影し、COF・FPC・ICチップなどの
ACFテープ接合部を検査、ITOのズレ・導電粒子の数・分布・圧痕状態、
異物などを高速・高精度で計測する装置。


  • TDIラインセンサの採用で「全エリア」「全数」の高速スキャン・検査が
    可能になり、検査処理時間の大幅短縮を実現。
  • 鮮明な画像取り込みを可能にした高速追従、高速フォーカス機能。
  • 外部振動を遮断する石定盤によって、高精度で安定した検査性能を発揮。
  • 車載用パネルの信頼度UP、4K8K高付加価値TVのトレーサビリティ
    管理などが有効に機能できる高精度検査機。

ACF自動貼付機

上流の「端子洗浄装置」から投入されたLCDパネルをカメラで位置決めし、
ACFテープを個片ごとに貼る装置。貼り付け都度、同位置で貼付位置や
状態を検査し、良品を下流機に渡します。


  • Short Bar方式の採用により、ACFテープの消費量が最小限、低コスト化。
  • ダブルヘッドでACFテープを貼り付けることにより、生産効率が向上。
  • 自動でリールが交換されるので、連続稼働時間の向上、
    ACFテープのムダを無くして生産性も向上。

FPD外観検査機

上流のLCDパネルを取り込んで撮影し、FPC・ICチップ・ACFのズレ、
粒子数、異物などを検知する装置。


  • 画像処理アプリケーションソフトを複数組み合わせることにより、最適で
    低コスト&質の高い画像処理を実現。
  • 微分干渉プリズムを用いた光学顕微鏡を使用し、画像をクリアに取り込み。
  • カメラを可動させて省スペース化を図りつつ、複数台使用で作業効率も向上。
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