クレーン下警報機
吊荷下にいる作業員の安全を確保したい
工事現場ではタワークレーンや移動式クレーンが林立している中で、吊荷が上下左右へ移動しており、どこが安全でどこが危険なのか作業者が分りづらい状態です。
玉掛け作業者、及び合図者への吊荷の状態の再確認、周囲の作業者へ状況にあった音声を発信し注意を促し安全を確保したい!との要望を受け、当社で機構の設計からスピーカー、バッテリーの選定まで行いお客様に満足いただける警報装置を開発しました。
通常無線が届く範囲で同時に再生指令を送信すると電波衝突が起こりうまく再生できません。そこで衝突回避アルゴリズムを追加することで同一現場で8ペアまで使用可能になり、
無線による通信距離は見通し300m(※1)に及ぶため広範囲をカバーできます。警報機の音声は専用メモリに保存し、最大15種類の音声を再生可能で、フットスイッチとの連動も可能です。
バッテリー駆動の為、運転時間を延ばすために音声未再生時の待機消費電力を抑え約60時間の連続運転(※2)を可能にしました。
通常無線が届く範囲で同時に再生指令を送信すると電波衝突が起こりうまく再生できません また、クレーンに取り付ける仕様上筐体に吊荷等がぶつかる可能性があります。その対策として専用保護フレームを設計しました。
※1 周囲の電波状況に依存します。
※2 通常使用を想定した運転時間です。